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くりの旧ブログです。更新は停止しています。


by sk-4seasons
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夏休み観劇祭りカーテンコール!なりきりイベントレポ!【7月27日(金)】

東京・名古屋に続き三ヵ所めのアルゼンチンフェスタ参加!
もちろん、舞台参加も三都市制覇狙ってます!



というわけでまずは受付。
京都劇場に着いたのは開場時間前で、もちろん受付も開始前でした。
別に気合入れてたわけじゃなくて、寺社めぐりをしなかったので時間に余裕があっただけなんですが。

列に並んだ私に、四季の社員さんが近づいてきます。

「本日のイベント内でお酒をお配りするんですが…」
はいはい、アルゼンチンワインね。でもワタクシ飲めないんですよ。
「お酒をお召し上がりになれないお客様はこちらを…」
おおおお!これは、東京では配られたけど名古屋ではなくてちょっと寂しかったマテ茶カードではないですかっ!!
ということは、今回はまた役者さんが配ってくれるのかな?
(名古屋はイベント待ち時間にロビーで配布されました。京都はロビー狭いから、無理かも知れませんねぇ)

受付では、なりきりおなじみ3点セット=席番の書いてある参加証・アルゼンチン豆知識パンフレット・白ハンカチが渡されます。
今回のハンカチは、ちゃんと正方形でしたが日付はなしでした。
夏休み観劇祭りカーテンコール!なりきりイベントレポ!【7月27日(金)】_a0065262_1015225.jpg

なんかシワシワですみません(爆)
左の黄色いのが『還ってきたマテ茶カード』です。

そして私のイベント席は…
おっ、さすがに早く受付しただけに前方!!
しかも、通路脇の席でした!
よっしゃぁ!!
今までと同じ自己申告制なら、通路に近ければそれだけ舞台に連れて行ってもらえるチャンスが広がります。

終演後、参加者が待機中のロビーには、アルゼンチンタンゴが流れます。
そして再び客席へ。
緞帳が下ろされた舞台を前にしばらく待つと、すっと客電が落ち、聞こえてくる気だるげな女性のスペイン語ナレーション。
静かに緞帳が上がり…
舞台にはさまざまないでたちの数人の男女。
しかし、一人減り二人減り…残ったのは、黒服に身を包んだ3組のカップル。
音楽に乗せ、官能的なアルゼンチン・タンゴを踊りだす…。
か、かっこいい~!!
なりきりも楽しみだけど、このアルゼンチンタンゴも大きな楽しみなんですよねっ!
しかも今回はだいぶアンサンブルメンバーが変わったので、誰が登場するかな?って楽しみにしてました。
本当はこのあと司会進行のお二人が登場して紹介だったのですが、先にご紹介。

上手:関与志雄さん×花田菜美子さん
中央:朝隈濯朗さん×大石眞由さん
下手:石野喜一さん×佐藤朋子さん


男性は黒シャツに黒パンツ。
シャツは自前かな?それぞれ違いました。第二ボタンぐらいまで開けて。
関さんと朝隈さんは口ひげを生やされていて(あ、自前かどうかは分かりません)、けっこうラテン系に見えます。
マリオ関、ホセ朝隈、フェルナンデス石野、って感じですかね(なんだそりゃ)。
それにしても、金髪(CFYビリー対応)じゃない石野さんて新鮮…
女性は黒のシュミーズドレスみたいな感じ。
なんといってもセクシーナンバーワンは大石さんですね~!!

ダンスが終わると、拍手の中、進行役のお二人が登場。
上手から村澤智弘さん、下手から百々義則さん(貴族の衣装)。
なりきりイベントの司会進行としてはおなじみのお二人です。

自己紹介(それぞれ決めポーズ)のあと、アルゼンチンタンゴ、かっこいいですねー、すごい密着度でねー、と。
まず男女の組み方を関さんから説明。
ソシアルは体をある程度離して組みますが、アルゼンチンタンゴは頭を寄せて『Aライン』で組みます、と。

次にステップについて、
百々さん「こんなのやってましたね」←真似するけど微妙。
村澤さん「そう、足がこんがらがっちゃいそうなこんなの!」←真似するけど別モノ(苦笑)

石野さん&佐藤さん実演し、「ガンチョといいます」

村澤さん「もうひとついいですか、あの女性のセクシーな腰の動きが…」

大石さん実演。めちゃくちゃセクシー!!お顔立ちもエキゾチックですからねぇ~!
朝隈さん「このように腰を8の字に動かすことで、素敵なセニョリータがより素敵なセニョリータに(笑)」

では僕らも、といってAラインで組もうとする百々さんと村澤さん。
石野さん、やめろーと突っ込む。
男同士はちょっとね~と離れるお二人。
関さんから、もともとアルゼンチンタンゴは男同士で踊るものだったんですが、娼婦と踊るようになって今のセクシーなダンスに変わっていたんです、と解説。

ここでダンサーさん退場。
舞台中央で百々さんと村澤さん寄り添う。
二人きりですよ。心細いですねー。助っ人呼んじゃいましょうか!呼んじゃいましょう!!
というわけで下手袖から芝清道チェ渋谷智也ペロン登場!

芝さん「どうもー…ゲバラ焼肉のタレです」
渋谷さん「…毎日ペロンペロンの渋谷智也です」←新役でヘロヘロということらしいです。

再度正しく自己紹介。
渋谷さんが、新演出エビータ京都初、イベントも今回今日が初で、みんな張り切ってます、と。

渋谷さん「僕、芝さんって京都初登場だと思ってたけど違うんですね」
芝さん「違うんですよー、何で出てたかわかります?(と最前列のお客さんに振る)…そう、李香蘭!ヒゲなし、髪型すっきりでねー(笑)」

芝さん、李香蘭のときは短期間でホテル住まいだったんですが、今回それよりは長く居るのでいいところ教えてください、とおっしゃってました。

渋谷さん「僕はもう、クレイジーから壁とずっと京都で…まもなく住民票も移す予定で(笑)

そんなやり取りのあと、暑くてのどが渇いたでしょうからウェルカムドリンクを、ということでワインorマテ茶タイム!
民衆の皆さん、ご入場ください!と声がかかり、ブエノスアイレスの衣装や将校、少女姿の皆さんが通路に現れて飲み物を配ってくださいました。
私にマテ茶を下さったのは少女姿の山本志織さん
あとで立ち上がったときわかったのですが、少女役だけに私(155センチ)よりも小柄な方でした。
ちなみに、その後ろにはミストレス役の苫田亜沙子さん!!かわいい~~~!!
(苫田さんも私とほぼ同じか、少し低いぐらいの身長)
その後ろにはマガルディ役の内田圭さん
今回、参加者がさほど多くなかったぶん、役者さんも密集されてたので、ある意味お得だったかも(特に後ろの方)。

アルゼンチン風にスペイン語で乾杯「サルー!!」

舞台で飲むお酒はおいしいですね~!とおっしゃったのは、芝さんだったか…(もちろん会場笑)

渋谷さんからアルゼンチンワインについてのお話。
原料のブドウは高地で栽培されるので農薬いらずのオーガニックワインであるとか、
日本では輸入ワインの5%だとか、
アルゼンチンではミネラルウォーターよりも安価で、ランチのお供にもワインだとか…

マテ茶については芝さんがいろいろ効能が…「あるんですよね?」と村澤さんに振ると、大慌ての村澤さん。
段取りと違う?
ストレスや冷え性にいいそうですが、今寒くないですしねぇ、としどもどする村澤さん。
渋谷さんが、ビタミン・ミネラルが豊富なので、肉食文化のアルゼンチンでは飲む野菜として愛飲されているんです、と落ち着いてフォロー。さすがベテラン!!
そのあと、態勢を立て直した(苦笑)村澤さんから、マテ茶と恋の駆け引きのお話。
(女性が男性に甘いマテ茶を出すと「両親に会って」の意味とか、冷めたマテ茶だと「あなたにはもう興味ないわ」の意味だとか…)

そして、サッカー大好き芝さん&渋谷さんからアルゼンチンのサッカー事情について熱いお話(笑)。
U-21の大会で優勝したとか。
ちなみに日本は準決勝でチェコにPKで負けたそうですが、勝ってたら当たってたんですよねーと。
あまり反応が芳しくない客席に苦笑。
ちなみに先日のアジアカップ(私もよく知らないんです、すみません)は、どこだかの店をエビータカンパニーで借り切って観戦&宴会されたそうです。

さらに百々さんから
「今流れているこの曲…これを歌っているのが、オーガスティン・マガルディ。例の男。なんです」と。
また、昨日、7月26日がエバの命日でした。とも。
そうなんですよね~。思えば去年のこの日、東京エビータが開幕したのでした。
あれから一年かぁ…
と感慨にふける間もなく。

百々さん「そろそろ本日のスペシャルイベント、行きますか!」
村澤さん「アルゼンチーナに変ー身ッ!!とうっ!!」

出たー!村澤さん炸裂!&大ジャンプ!
期待を裏切らなかった村澤さんに大喝采気分の私でしたが、京都のお客さんは…ちょっと引き気味?
(名古屋のお客さんは大喜びでしたが…)
思わず舞台上の役者さん「…すみませんっ」

ともあれ、お待ちかねなりきりコーナーです。
その前にやっぱりちょっとお稽古をしていただきます。ということで先生登場!!
今回の先生は畠山典之さん!!

下手から登場した畠山さん、なんとタンゴ演奏者の衣装で(ベージュの上下にフリルシャツ、ラテンな帽子)、しかもピアニカを演奏しながら登場!!
ってかピアニカって!!さすが元音楽教師!!(笑)
しかも、題名はわかりませんがよく耳にするラテン系の曲を見事に弾いて(吹いて?)らっしゃいます。
すっげ~~!
吹き終わり、はいっどーもー!とおなじみのにこやかな笑顔。まっ、まぶしいッ(笑)

百々さん「…のだめ?」
畠山さん「ぎゃぼっ」


会場大ウケです。
ともあれ、畠山さんの指導&ピアニカで音とりで練習開始。
まずはペロンコール。
(低くなるところは今回も「まあ、流れで周りに合わせて適当に(芝さん)」でした(笑))
次にエビータコール。
それぞれ順調に進み、ではこの二つを曲に合わせてやってみましょう、ということに。
となると、チェとペロンの歌が入りますが…

芝さん「本番は渋チン(渋谷さんのこと。笑)にやってもらうとして、練習は…、マガルディ!!(=ペロンにもキャスティングされている内田さん)」
内田さん「えっっ!!うそっっ!!」←マジで焦ってます。リアクションつきで(笑)

というわけで、音楽を入れて練習!
ちなみにチェのパートは畠山さん。さすが上手です!
ペロンコールが始まり、タイミングを計るのに不自然に体が動いてる内田さん(苦笑)
不安そう~に周りをうかがい、芝さんがなんだよそれ!って襲いかかってました。
でも、そもそもプライドランドの王様だった方ですし、威厳のある素敵な歌声でしたよ~。
(マガルディより合ってるような…)
エビータコールが終わり、開放されるとダッシュで客席通路に戻る内田さん。
「ひゃ~、緊張したぁ~~~」って素でおっしゃってて、役者さんもウケてました。

次にエビータが歌いよどんでしまい、民衆が歌い継ぐシーン。
エビータの代役は、これまた今回アンダーの鳥原如未さん
まず役者さんだけでお手本をやりましたが、きれいな歌声でしたよ。
民衆の入りはアカペラなので、ペロンがエバの肩に手を置くタイミングで歌いだすのですが、突っ込み過ぎないように、と。

芝さん「そこにいる(と上手通路を示し)香川さんとか、よく稽古で♪ああああ嵐♪ってなって、突っ込みすぎ!!って注意されてます」

香川さん、面目ないっ!とひじょうに恥ずかしそうでした。

そして最後、エバの歌が終わり民衆が歓声を上げるシーンを練習し、いよいよ本番です。
芝さんが、せっかくですから舞台に上がっていただきましょう、と。
さっきから、ガンガン声を出している私(3回目だから、恥ずかしいとかないし)にその調子!と笑顔でうなづいたりしてくださっていた山本さん、
私が思わず彼女のほうを振り向くと、行きます?とにっこり。
あまりに早く反応しすぎてちょっと恥ずかしかったですが、ともかく連れて行ってもらえました!

舞台にあがると、下手側一番奥の、エバたちが出てくる階段の斜め前に誘導されました。
過去2回は舞台の前方が多かったので、新鮮です。
芝さんや舞台監督さんから、機構上危険なところもあるので気をつけてくださいと注意。
ココから先はエバが載って迫あがる部分ですので乗らないでください…一緒に上がっちゃうので(笑)とか。
床面にも照明があって、細い溝があるのでヒールの靴の方は気をつけてくださいね、というところで、
本番でも引っかけたりするんですよ~、と。
というか、実際今日、『ペロンの野心』のシーンで、貴族役の女性アンサンブルさんが隙間にヒールをはさんで、靴が脱げてしまうシーンがありました。
続いて登場する将校役の男性アンサブルさんが、袖に向かって蹴とばしたのはいいんですが、
蹴りどころが悪かったのか、高々と飛んでしまったので、私たちの目にもはっきり(苦笑)
山本さんと、近くにいた女優さんが「ネタにされてる~~」と苦笑いされてました。
また、私の背後は舞台中央奥の階段で、けっこう高さがあるのですが、
どこからともなくマガルディ役の内田圭さんがいらして、
「壁になります。落ちないでくださいね」と立ちはだかってくださいました(笑)。

それでは本番始めます、ということで、客席に残った参加者も起立して、芝さんから本番前の心構えについて。
『周りにいる人々の声を聞き、思いを感じ取ること。自分の殻を破って、思い切り声を出すこと』
といったようなお話だったと思います。
そして、本番と同様、緞帳が下ろされます。
すると、内田さんが「この瞬間っていっつも緊張するんですよねぇ」と。
思わず振り返って「私も緊張してきました~」と言うと、
「大丈夫です!」とにっこり。
気さくな方だわ~!

真っ暗な舞台。
緞帳の向こう側から、芝さんの声が聞こえます。
「緊張するのではなく、ゆっくり深く呼吸をして、リラックスしてください。目を閉じて、この瞬間の静寂を感じてください…186人によるカサ・ロサーダ、開演です」
というような言葉。
すっと静かに緞帳が上がり、芝さん、いやチェの歌声が響き渡ります。
ペロンコール、ハンカチを振りながらのエビータコール…
そして、井上智恵エバが階段を上がってきました。
待ちに待っていたヒロインを目にして、心の奥からぐわっと感激が沸き上がってきました。
思わず体も前のめり(笑)ちょっと涙ぐんでたかも。
本番の舞台と同じように、役者さんたちが移動します。
すると、私の後ろにいた苫田亜沙子さんがすっと背中を押して、エバが見えやすい位置に誘導してくださいました。
エバが歌いよどむシーン。練習の成果もあり、歌いだしのタイミングもばっちり!
歌い終わって大歓声のシーン。
思いっきり「エビータ!」と叫んでいたら、前にいらした大石眞由さんが、そうそう!という感じでにっこりスマイル!
美しい~!

音楽が終わり、舞台に上がった参加者からは、上気したようなため息が拡がりました。
そして、拍手。
誰とはなく「よかったですね~!」と声をかけあい、役者さんにお礼。
舞台に連れていってくださった山本さんにもお礼。笑顔で応えてくださいました。
舞台から下りるときには役者さんが皆さんお見送り状態(^^)
関さんに「ありがとうございました」と声をかけると、
「お疲れさまです~。段差に気をつけてくださいね」と答えてくださいました。
最後は芝さんが笑顔で握手!!

参加者が客席に戻ると、智恵さんのコメント。
「昨日(26日)がエバの命日だったのですが、彼女もきっと天国で喜んでいると思います」と。
そのあとは、芝さんによるチェ・ゲバラが子供たちを残して新たな革命に赴く際に書いた手紙の朗読。
全キャストさんによるアルゼンチン国歌の斉唱でイベントは幕を閉じました。

目標だった舞台でアルゼンチーナ三都市制覇も達成しましたし、
いろんな役者さんとちょっとふれあいがあってとても楽しかったです。
エビータカンパニーの皆さんには本当に大感謝です!!

アルゼンチン・フェスタはあと2回。
参加を予定されている方、ぜひぜひ、思い切って舞台にあがられることをオススメします!!
by sk-4seasons | 2007-07-27 23:29 | イベントレポ